ことのわについて
「ことのわ」は2021年に開設した新しいデイサービスです。
特別養護老人ホーム、ショートステイ、小規模多機能型施設、デイサービス、地域包括支援センターなど、
介護業界で経験を積んだスタッフが、認知症の方とそのご家族の声に耳を傾けながら、地域でその暮らしを支えたいという思いからスタートしました。
私たちは以下の3つをケアの目標としています。
01
今日の幸せ
予防の視点だけでケアを考えず、ご利用される方にとっての今日という日のかけがえなさを大切にし、いかに心地よく過ごしていただくかを考えます。
02
機会と可能性
人生の主人公として地域や社会での役割や生きがいを持てるよう、「やってみたい」を引き出す支援とそれを実現するための環境づくりを行います。
03
暮らしの連続性
在宅での困りごとや不安に対して一緒に解決を考え、ご家族や他の関係機関と積極的に連携することで、暮らしの継続に必要な後方支援を行います。
ご本人への思い
私たちは認知症の方を権利の主体として再確認し、その利益を最優先します。
1. 私には、自分の要求を言葉に表し、日常的な役割に縛られない一人の人間として、物事の優先順位を決める権利がある
2. 私には、賢くて能力のある人間として、対等に、敬意をもって扱われる権利がある
3. 私には、自分の感情を言葉で表現する権利がある
4. 私には、自分の意見と価値観を述べる権利がある
5. 私には、「イエス」「ノー」を自分で決めて言う権利がある
6. 私には、間違う権利がある
7. 私には、自分の考えを変える権利がある
8. 私には、「わかりません」と言う権利がある
9. 私には、欲しいものを欲しいと言い、したいことをしたいと言う権利がある
10. 私には、他の人の問題に責任を取らなくてもいい権利がある
11. 私には、人から認められることをあてにしないで、人と接する権利がある
(アン・ディクソン『第四の生き方ー自分を生かすアサーティブネス 』より「わたしたちの11の権利」 )
ご利用される方・ご家族への約束
ことのわのクレド
私たちがしないこと
× 注意を逸せたり気を紛らわせるために意図的に嘘をつくことをしません。
×「指示」「誘導」「拒否」「帰宅願望」などスタッフ側だけから見た身勝手な言葉づかいや根拠のない形容を行いません。
× 主治医によらないあらゆる診断や適当な治療及び処遇を断定するような行為を行いません。
1.当事者第一
常に当事者であるご本人の利益を第一とし、あらゆる支援のあり方を考えます。
2.家族の物語の肯定
これまでの暮らしや思い出を大切にし、ケアする方の思いや葛藤に耳を傾けます。
3.科学的な実践
経験のみに頼ることなく、科学的な根拠に基づくケアを実践し、常に技術の向上を図ります。